銀座スイスはカツカレー発祥の店!おすすめのメニューや店舗の場所を紹介!

東京銀座で長年愛され続ける老舗の洋食レストラン「銀座スイス」。現在では全国的に知られている人気洋食メニューのカツカレー発祥の店としても有名です。銀座の本店ほか築地にも店舗がある「銀座スイス」について、いろいろ調べてみました。

銀座スイスはカツカレー発祥の店!おすすめのメニューや店舗の場所を紹介!のイメージ

目次

  1. 1銀座スイスは銀座の老舗洋食レストラン
  2. 2銀座スイス(グリルスイス)の誕生は1947年
  3. 3銀座スイスの味は帝国ホテルの味?
  4. 4銀座スイス開業当時からの味「カレー」
  5. 5巨人選手の特別メニューだった「カツカレー」
  6. 6銀座スイスの5つの約束
  7. 7銀座スイスは銀座本店と築地店がある
  8. 8銀座スイス本店の雰囲気
  9. 9銀座スイス本店の基本情報
  10. 10銀座スイス本店のランチのおすすめ「カツカレー」
  11. 11銀座スイス本店そのほかのおすすめメニュー
  12. 12銀座スイス本店のリーズナブルなディナーセット
  13. 13銀座スイス築地店は洋食と生ビールを楽しめるお店
  14. 14バー&グリル銀座スイスの基本情報
  15. 15バー&グリル銀座スイスはランチが安い!
  16. 16バー&グリル銀座スイスは夜もリーズナブル
  17. 17銀座スイスに美味しい洋食を食べに行こう

銀座スイスは銀座の老舗洋食レストラン

東京の銀座は何代も続く老舗店が多いエリアですが、洋食の有名レストランである「銀座スイス」もその1つです。昭和22年から続く銀座スイスには長年愛され続けている人気メニューがたくさんありますが、銀座スイス発祥のカツカレーは特に有名なメニューです。洋食好きだったら一度は訪れてみたい銀座スイスについてまとめてみました。

銀座スイス(グリルスイス)の誕生は1947年

銀座スイスが誕生したのは戦後まもない1947年(昭和22年)です。創業者の岡田進之助氏は、当時の有名西洋料理店「宝亭」で幼い頃から養育され西洋料理を身に付けました。

成長した岡田氏は、ドラマの天皇の料理番で知られる秋山徳蔵氏と共に、宝亭や首相官邸などで総料理長を務めます。独学で学んだフランス語でメニューを書いていたそうです。

第二次世界大戦後、岡田氏は戦地から戻って来た息子たちと共に、銀座7丁目に銀座スイスの前身である「グリルスイス」をオープンします。それが1947年のことでした。

戦前や戦中は高価だった西洋料理。そんな一部の人たちだけに食されていた西洋料理をもっと多くの人たちに楽しんでもらおう、という理念がグリルスイス開業のきっかけです。

銀座スイスの味は帝国ホテルの味?

岡田進之助氏の次男である義人氏は、料理の腕を帝国ホテルで磨きました。その帝国ホテルで身に付けた技術と父親から学んだ技術をグリルスイスで大いに発揮しました。

カツカレー発祥の店として有名な銀座グリルですが、カレーは当時からの人気メニューで、その頃は帝国ホテルと同じ「カルカッタ風カレー」という名だったそうです。

また、「シャリアピンステーキ」は現在多くのレストランで提供されているステーキメニューですが、このメニュー名はグリルスイスで当時使われていた呼称だったようです。

銀座スイスで使われているレトロな雰囲気がおしゃれなロゴは義人氏が考案したものです。このロゴと同じく、グリルスイスの味は創業当時から長く受け継がれて来ています。

銀座スイス開業当時からの味「カレー」

銀座スイスでかつて使われていた「カルカッタ風カレー」という料理名は現在では使われていませんが、カレーメニューは今でも銀座スイスを代表するメニューです。

銀座スイスのカレーは、スパイスを多く使ったスープのようなカレーであるインドカレーとも、小麦粉でとろみを出す日本でお馴染みの欧風カレーとも違います。

銀座スイスのカレーは、すりおろし野菜を使って煮込んで作る、独特のスタイルを持つカレーです。スパイスの辛さの奥には野菜の優しい甘味と旨味が感じられます。

そんな野菜がたっぷり使われたカレーは子供にもおすすめ。また、一緒に煮込むのは塊ではなくミンチ状にした肉なので、煮込むとカレーソースに溶け込みとろけて行きます。

完成までになんと2週間も手間をかける銀座スイスオリジナルのカレーソースは独特の味わいで、同店の名物メニューである「カツカレー」にももちろん使われています。

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巨人選手の特別メニューだった「カツカレー」

銀座スイスの本店は「カツカレー発祥のレストラン」として全国的に知られています。しかしカツカレーはもともとは銀座スイスのメニューには載っていない料理でした。

銀座スイスでカツカレー誕生のきっかけとなった人物は、当時巨人軍の選手であった千葉茂氏です。千葉氏は巨人で活躍したのち、近鉄バファローズの監督となった野球人です。

巨人軍のユニフォームを作っていた「銀座テーラー」から銀座スイスを紹介された千葉氏は、銀座スイスを気に入り、試合後やプライベートでもお店を訪れるようになりました。

ある日お腹がとても空いていた千葉氏が依頼したのが「カツをカレーに乗せる」でした。当時はカレーに何かを乗せるという発想がなく、お店側はとても驚いたそうです。

美味しそうに食べる千葉氏の姿、そして料理の見た目とボリューム感からその後メニューに加えられたカツカレーは人気メニューとなり、のちに全国に広がって行ったそうです。

銀座スイスの5つの約束

2017年に創業70周年を迎えた銀座スイスの本店。何代と続けて通ってくださる方たちを始めとするお客さまたちに愛され続けるお店であるよう、5つの約束をかかげています。

1つ目は、創業当時から受け継がれる伝統の味について。先代が考案した大切な料理レシピを守り、銀座スイスオリジナルの味を未来につなげて行く、という内容です。

2つ目の約束は、お客さまに料理を美味しく楽しんでもらうことについて。手づくりや食材にこだわり、また料理は素早く提供し、出来立ての美味しさを満喫してもらいます。

3つ目の約束は、伝統の味を守りながらも新しいメニューにも挑戦し続けること。70周年を迎えた銀座スイスは、「古くて懐かしいけど新しい味」をテーマとしています。

4つ目と5つ目はお客さまへの心遣い。国際都市である銀座で日本食としての洋食を楽しんでもらい、また老舗らしいきちんとした商品提供と丁寧な接客サービスを心がけます。

銀座スイスは銀座本店と築地店がある

創業当初は銀座7丁目にあった銀座スイス本店ですが、現在の本店の場所は同じ銀座でも3丁目にあります。また、銀座から少し離れた築地には銀座スイスの築地店があります。

銀座本店でも築地店でも銀座スイス名物のカツカレーは提供されていますが、店舗運営の形態が少し違うので、本店と築地店では雰囲気と共にメニュー内容もかなり異なります。

銀座本店も築地店もランチを楽しめるレストランですが、夜の営業はゆっくりとディナーを楽しめるレストランのままの本店に対し、築地店はお酒を楽しめる場となります。

銀座スイス本店の雰囲気

銀座スイス、と聞けばまず頭に浮かぶのが銀座にある本店です。銀座本店は左右のビルに挟まれた間口の狭いレストラン。洋食店らしい木製のドアを開けてなかに入ります。

銀座本店はそれほど広くなく、席数は22席と少なめです。しかしテーブルとテーブルの間は広く取ってあるので、他の来店客を気にせずランチやディナーをゆったり楽しめます。

銀座本店の店内は4人用のテーブル席が主ですが、入り口のドアを入ったその先の壁沿いにはカウンター席もあります。1人でランチを食べに来た時におすすめのスペースです。

銀座本店の店内は、昔ながらの洋食店らしい懐かしく暖かい雰囲気でいっぱい。老舗だからと気取ったところがない、普段着で気軽にランチを食べに行くことが出来るお店です。
 

銀座スイス本店の基本情報

銀座3丁目の裏通りにある銀座スイス本店。JR有楽町駅からも歩いていくことが出来ますが、おすすめは東京メトロ銀座駅の利用です。銀座駅からは徒歩約2分で到着します。

銀座駅からアクセスする場合はA9番出口を利用するのがおすすめ。松屋銀座店の向かい側にアップルストアがありますが、銀座スイスはアップルストアの裏辺りにあります。

銀座スイスは小さなお店ですが、探していて見落としてしまうことはないでしょう。お店のロゴが入った大きなひさしと、入り口ドア前に敷かれた大きな赤いマットが目印です。

また、ランチタイムなどには店舗前に料理の写真入りの目立つ看板が置かれています。その日のおすすめ料理が書かれた黒板も壁に飾られ、洋食店らしい雰囲気いっぱいです。

銀座スイス本店の営業時間は、月曜から土曜が11時から21時まで。日・祝は10時30分から20時30分までとなります。定休日はありませんが、不定休を取る時があります。

住所 東京都中央区銀座3-5-16
電話番号 03-3563-3206

銀座スイス本店のランチのおすすめ「カツカレー」

気軽に洋食を楽しめる銀座スイスは、特にランチがおすすめ。創業当時からの味を堪能出来るカレーメニューは銀座スイスのおすすめで、ランチの人気メニューの1つです。

早く食べることが出来るカレーは、周囲で忙しく働く方たちのランチとしても人気。銀座スイスには8種類ものカレーメニューがあり、1100円から楽しむことが出来ます。

銀座スイスでは1112円からの日替わりランチメニューを用意していますが、ランチタイムにはお店のおすすめであるカツカレーがランチタイム価格で提供されています。

ランチタイムならば、通常1300円の「元祖カツカレー」が1112円とお得な値段となります。もっとボリュームが欲しい方には「Wカツカレー」1343円がおすすめです。

銀座スイス本店そのほかのおすすめメニュー

銀座スイス本店には鶏のカツレツカレーやステーキカレーなどカレーメニューが多く揃っていますが、銀座スイスのおすすめ料理はカレーを使った料理だけではありません。

一般的な洋食メニューも美味しい銀座スイス。ステーキやオムライス、ハンバーグなど、さまざまな単品の洋食メニューがあり、人気の2品を楽しめるお得なセットもあります。

揚げ物が美味しい銀座スイスの人気メニューの1つが「銀座牛カツサンド」1400円。柔らかい牛カツがサンドされた大人にも子供にもおすすめのメニューです。

牛カツサンドも良いけれど、有名なカレーも味わってみたい、という方には「特性フィレカツカレーサンド」1500円がおすすめ。フィレ肉なので更に柔らかい食感を楽しめます。

銀座スイス本店のリーズナブルなディナーセット

夜も美味しい洋食をゆったり楽しめる銀座スイス本店では、お得なディナーセットを提供しています。ランチ終了の15時から注文出来るセットは2つあり、どちらも2300円です。

Aセットにはポタージュスープにカニクリームコロッケもしくはビーフクロケット、スモールサラダにオムライスもしくはハンバーグカレーがセットされています。

Bセットにはポタージュスープにエビフライ2本もしくはメンチカツの小サイズ、スモールサラダにオムドラもしくはビーコロサンドがセットされています。

豪華に行きたい時には「洋食おまかせコース」4500円が人気。スープ・前菜・サラダに、和牛ビーフシチューとヒレカツカレーの2つのメインが付いたお得なコースです。

銀座スイス築地店は洋食と生ビールを楽しめるお店

本店のある銀座から海に向かった方角にある築地。豊洲に移転となった築地市場で全国的に知られているエリアです。この築地に銀座スイスの2号店があります。

以前は「銀座スイス 築地店」という店名で営業していましたが、2016年に洋食と生ビールを楽しめる「バー&グリル銀座スイス」としてリニューアルオープンしました。

バー&グリル銀座スイスは、銀座スイスの5つの約束のなかの1つである「伝統の味を守りながらも新しいメニューにも挑戦し続ける」をまさに体現した店舗です。

仕事帰りに立ち寄って生ビールと洋食を気軽に楽しんでもらえるよう、生ビールの技術などを学び、そしてその生ビールにマッチするよう伝統の洋食メニューを見直しました。

バー&グリル銀座スイスでは、ランチタイムは本店のように普通の洋食メニューを楽しめます。しかし夜は形態が全く変わり、居酒屋的な安い単品メニューの提供となります。

バー&グリル銀座スイスの基本情報

バー&グリル銀座スイスの最寄り駅は東京メトロ日比谷線の築地駅。4番出口からならば徒歩3分ほどの距離です。また有楽町線の新富町駅からも5分ほどでアクセス出来ます。

バー&グリル銀座スイスは2階建ての一軒家レストラン。銀座本店のような暖かみのある昔懐かしい雰囲気がするお店です。2階の窓にあるロゴ入りの赤いひさしが目印です。

席数は1階2階合わせて40席弱。2階はテーブル席のみですが、1階にはテーブル席のほかカウンター席もあるので、1人でも昼のランチや夜の飲みの利用がしやすいお店です。

バー&グリル銀座スイスの営業時間は2部制となっており、ランチ営業が11時から15時まで、夜の営業は17時から23時までとなります。お休みは日曜と祝日です。

住所 東京都中央区築地2-8-4
電話番号 03-3545-3933

バー&グリル銀座スイスはランチが安い!

バー&グリル銀座スイスのランチは、銀座本店と比べるとリーズナブルで殆どが800円台となっています。名物のカツカレーは、こちらの店舗ならば870円で楽しめます。

また築地の店舗では本店にはない限定の定食メニューを提供しています。「スイス風メキシカンプレート」と豚ロースを使った「じゅうじゅう鉄板焼き」はどちらも890円です。

バー&グリル銀座スイスは夜もリーズナブル

お酒に合う洋食を楽しめるのが、バー&グリル銀座スイスの夜の営業時間帯。おつまみスタイルの洋食メニューは安く、200円・300円台からの手頃な値段で楽しめます。

夜の時間帯でも銀座スイスの名物であるカツカレーは楽しめます。また「おつまみカツカレー」という、焼いた食パンと共にカレーをいただくユニークなメニューもあります。

バー&グリル銀座スイスは洋食と生ビールを楽しんでもらいたいお店ですが、アルコールは生ビールのほかにも、ワインから焼酎までバラエティ豊かに揃っています。

銀座スイスに美味しい洋食を食べに行こう

創業70年以上の銀座の老舗洋食レストラン「銀座スイス」のご紹介、楽しんでいただけたでしょうか。なお銀座本店のみの提供となりますが、元祖カツカレーの倍の大きさの120gの豚ロース肉を使った「千葉さんのカツカレー」というメニューもあります。老舗洋食店の味をたっぷり満喫してみたい方は是非チャレンジしてみてください。

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savannah

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